バーディニュース
2021.08.07
とりのタタキ シーズン①
ま・夏であります。
コンクリート地面の照り返しで
ショートパンツの隙間から下半身へ太陽光がアプローチして参ります。
且つ、ふとももブロックからの汗で、
毎週の如くマタズレにより歩行困難に見舞われがちな日々を過ごしております。
こんにちわ。 枯れてませんか?
4年に一度の祭典も佳境に入り、ありがたく西寄りの西日本へのロケ従事者の方々も増えてきたーーー!っと思っていた所、
また、なんちゃら宣言に突入する空気に。。。
頭にきたので、鶏のタタキについて語らせて頂きます。
私が鶏のタタキに出逢ったのでは確か5歳の夏。
当時、その辺の汚いおいさん達は紙皿へ無造作に盛られたドス黒い小さな塊(うしの生レバ)、
素敵な夏野菜のようにキラキラした果物らしき物体(とりのタタキ、いや、刺身)を
小さなコップに入れたキンキンであろう麒麟瓶ビールをトクトク継ぎ足しながら、
また野良犬が血の匂いを嗅ぎつけ群がる中、
B.V.D.の真っ白なブリーフとタンクトップ1丁の汚いおいさんたちは
相箸でむしゃくしゃと、それらを喰い散らかし、麦汁で流し混んでいました。
あまりにも美味しそうに、楽しそうに食べてる、汚いおいさん達をもちろん見るだけではピュわな5歳児には気が済みません。
子供ながらも様子を伺いながらそのキラキラした果物をオネダリするのは自然であります。
気分上々の是好調な愉快な昭和の汚いおいさん達はオラオラとべっとり生姜とニンニクであったであろう薬味を絡ませ
私の口の中へ強引に入れてくれてた事をつい先日の様に思い出す始末です。
まぁよくもカンピロバクター達をあしらいながら
今まで下さず笑顔で生きて来れたかについては
昭和の汚いおいさん達のお陰だと心から感謝でなりません。
この私の切なる思いは次世代に残すべく鶏のタタキの素晴らしき美味加減を何かの形で残すべく作業をさせて頂ければ一片の悔いはない所存であります。
と、いう、わけで、
西寄りの西日本の各地のタタキを美味い不味いは関係なく紹介していく
「とりのタタキ」シリーズ
を随時更新して行こうと今ほど決めました。
早速ですが、
まず、とりあえず、取り急ぎ、今の所、
ここのタタキさんを超えたのを経験していないと言う所から勝手に紹介させて頂きます。
<ひよ鳥精肉店>
福岡市の早良の聖地とも言われている内野にお店を構える精肉店であります。
店主のお父さんは毎朝、地元の小学校の通学路で旗振り当番をして下さる心優しいお父さんでありまして、
ひとたびお店へ出勤するとキリッとピリッと目つきも変わり戦闘モードに入る、ざ・職人カタギなお父さんでありまして、
一見すごく無愛想な様に見える部分もありますが、一瞬でも接客に応じてくれるもんであれば、
ここに陳列されているナマ物、加工物、ヤマタカ醤油、全ての商品の完成度の高さを実感できるという摩訶不思議な体験をしてしまいがちであります。
牛さん、ぶたさん、とりさん、うまさん、と日本人が食するスタンダードな肉という肉は基本陳列されており、
また、陳列棚の奥では、いつも綺麗に整理、清掃されている食肉の加工台、その壁を介して隣では炭火調理ができる焼き台、揚げ物調理ができる揚げ場が設置。
精肉店としては完璧な設備と
店主さんのお弟子さんであろう、テキパキハキハキ出来るオーラを醸し出している従業員さん達。
うかつにお店へ入るもんなら、ついつい多くの商品に手を出してしまいがちであります。
何のお肉もそうですが、
鮮度が全てと心から思う私にとっては、
その鮮度を極限までに考慮した上で、手作業でお肉の解体を行なっているからそこもまたシビれます。
ハゲ散らかした色白の一回り大きな鶏さんを堂々と手際よく捌く店主のお父さんの姿についてはグッドデザイン賞もんです。
そんなお父さんが捌いた鳥のモモを新鮮な内に炭火でジャジャーーっと炙って、すかさず真空パックにて迅冷、
バサッとされたモモさんが、お父さんの手から離れて、炙られて、迅冷されるまで恐らく2分も経ってないでしょう。
小さめなクーラーボックスを片手に、
私はその圧縮されているモモさんを何か大事な祝い事や、昨晩モモさんが夢に出た時にだけ召に行く次第であります。
だいたいモモ一枚で、1000円ちょっと。 一人で食べるのであれば3回に分けて食べれる量であります。
しっかりと手足を石鹸でゴシゴシし、シュシューっとアルコール除菌。
まな板と斬れない包丁を少し前から漂白剤に浸かし、
いざ、カット。
極力薄めにカットして、ごますりすり、ねぎパラパラ、ヤマタカ醤油さんのポン酢を準備。
糖質0のビールを5分冷凍した上で、挑みます。
もう白目むいちゃう程、たまりません。
食べたくなってきました。非常に食べたくなってきました。
あ、ちなみに、上記でも触れましたが、馬もありまして、
またこの馬も正直、肥後で食する馬肉よりも美味しく感じたのは気のせいでしょうか。。。。。
赤身と霜降り。
値段の割に量も多く、失神寸前でありました。
あ〜しょくしたい。
ジェヒっひよ鳥精肉店へ。
長々と大変失礼いたしました。
平社員アール系